不確定な相場の波を乗りこなし<続けていく>ためには、
それだけ続けていくに値する「ルール」でなければなりません。
長く続けていれば、結果として
プラスの期待値に収束するであろうルールです。
巷には、ありとあらゆる手法が情報としてあり、
どのトレード手法が正しいということも間違っていることもない。
誰でもいつでも、理論と根拠に基づいて、
<期待値が一定以上の>優位性が期待できる手法を
手にすることは可能なはずだと思います。
大切なのは、その手法を信頼し続けていくことができるかどうかだけ。
それは、やり方をきいて学んだだけではだめで、
実際にそれがどういう手法なのかを体感しなければなならない。
自分が同じようにまねしたときに、
本当にそのお手本と同じような期待値や損益曲線が得られるのかというと、
そうではないと思います。
でも、そんな中でも<自分なりの>期待値、利益がみこめるようになればOKなのです。
そのルールで本当にプラスの期待値が見込めるかどうかは、
少なくとも、それを確かめるだけの試行をしてみないといけない。
けれど、損益曲線、期待値がお手本に比べてずれてきたとき、
その時点の結果をもって、「なんだ、嘘じゃないか」と勝手に結論付けてしまうか、
自分なりの結果がでるまで(いつまでやればその結論が出るかすらわからない上で)
続けることができるかで違いが出ます。
最初は、「とりあえず」参考になる手法、気になる手法をひとつ決めて、
それを自分なりにチャートをひとつひとつずらしながら検証し、
自分なりにそのルールを咀嚼し、手を加えていくこと。
まったく新しい秘密の手法なんて、あるかもしれないけれど、
たいていは基本的な相場のルールやインジケーターの性質から考えられたよくある手法を、
それぞれトレーダーが自分に合う形に落とし込んでいっただけ。
ということ、実はずいぶん前に<師匠>が発行した文書に
同じようなことが書いてありました。
それを、最近見返したときに、やっと目に留まったというか、
内容に対して頷くことができた私。
理解するのに5年かかりました。
前に確かに読んでいたはずなのに。
常勝トレーダーと言われている人に教えをこうて手法だけを入手しても、
同じようには勝てない。
その得た手法から、何か、ちょっとでも気づきを得て、
過去チャートで検証したり、自分なりに自分のものにしていく過程が必要なのです。
とにかく自分で試すことを繰り返して初めて、
それが自分のルールとして確立され、
<信じて続けるに値するルール>となるのだと思います。
↓他のトレーダーさんのトレード日記いっぱい
勉強になります。