私の「自己流」イフダン戦略の肝について。
- 例えレートが0に近づいても破綻しないくらいの通貨数で仕込む
下がったら買いを仕込んでいく方法は、どこまで動くかレンジ幅を想定し、リスクを計算するところから始まります。それがないと失敗まっしぐら。
例えばドル円110円から、過去最低を越えて50円くらいまで下がるかもしれないと予想する。でもその根拠は?そんなの誰にもわかりません。
いつだって予想外のことが起こるのが相場です。
ありえないくらいの極限、レート0というのを最大のリスクと考えて計算するくらいでちょうどいいと思うわけです。
為替に上限はないので、最大リスクが決まらない売り方向のイフダンはやらないことにしました。
- 常に複数の通貨ぺアを並行して運用し、リスクを分散させる。
一つの通貨ペアだけについてやっていると、追うリスクの100%はその通貨ペアにかかることになります。
また、その通貨が利益方向に動かない時期というものはあるので、そんな時は他のペアの為替変動益があれば、いくらか補完がききます。
ここまでの条件から、実際に取引を始める業者の選択肢は決まってきます。
私が目を付けたのは<OANDA.japan>
1通貨単位でポジションを持つことができ、最大71通貨ペアの取引が可能です。
(ついでにMT4も使えます)
- どうせならプラススワップがいい。
長期保有が大前提の運用なので、スワップ金利は無視できません。
数ある通貨ペアから、買いのスワップが0以上のものだけを選んで、運用の選択肢に入れています。
※私がこの運用を始めた2018年当時、OANDA fx tradeは通貨ペアごとにスワップが表示される仕様で、マイナスのものについては赤字で目に付くのが気分的に良くなかったので、あえてマイナスのものに手を出さなくてもいいか、と思い、プラススワップの通貨ペアを厳選していました。
今は一日分のスワップがまとめて表示されるので、ちょっとくらいのマイナススワップなら数字上は隠れて見えないと思うので、めぼしい通貨ペアがあれば、ポートフォリオに組み込んでいってもいいかなと思っています。
- その通貨ペアは、長期的にみると高値にいるのか?それとも低いのか?
プラススワップの通貨ペアについて、できるだけ長期の、過去30年くらいにおける最高値と最低値を調べ、今現在どの位置にいるのかを重視しました。
そして過去最高値のほうに近いものはとりあえず待機。
中間値より下のレートのペアについて、運用開始の準備を整えます。
- すぐに上がってしまうより、これから下がりそうなものを歓迎。
ここまでリスクを抑えると、あとはその通貨ペアにがんがん動いてもらうほうが利益が出るので、対象通貨ペアの運用スタートの基準は、「月足移動平均線下抜け」てからの「安値割れ」です。
下がるの大歓迎。そして買いのトラップをひっかけて、再び戻ってきて利益を出してくれるのを待つのです。
↓最近買い下がりスタートしたNZD/CHFの月足チャート
- 運用シナリオの終わりは潔く、欲張らない
スタート値近くまでレートが戻ってきた、もしくは評価損益がプラスになってきたら、そろそろその通貨ペア全決済、いったん運用の終わりを考えます。
一番上のポジションについては最初は決済注文を入れずに、成り行きでも指値でも、最後のタイミングは手動で手じまうことにしています。
基準はちゃんと決めていないのですが、移動平均線まで戻ったとか、めぼしい高値付近だとか、何でもいいと思っています。
大事なのは、深追いせず、潔く全決済すること。
他の通貨ペアがまだまだ動いているし、まだ下がってきて、運用開始に値するようであれば、リスクを計算し、条件を決めなおした上で新しく始めればいいと考えています。